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2017年05月28日

第3話の12:若鮎をまな板に乗せた

(長い話です。その1からお読みください)

一瞬スイっと眠リに引きこまれたかと思ったら、すっかり回復していた。

こうしてはいられない、若鮎料理を始めなくちゃ。

マリは?と目で探す。


若鮎はテレビを見ながら、ソファに長い脚を組んで、2本目か3本目かのカクテル小瓶を楽しんでいる。

よっぽど酒好きなんだろう。ほっておくと、ホテルのミニバーをすっからかんにしてしまうに違いない。

そうなる前にベッドを抜け出して、

「今日はありがとうね。もう大丈夫だよ」

とか適当なことを言いながら、横に座り込む。

ホットパンツの高々と組んだ脚が、目の前で誘っている。日本人にはない、まっすぐな長いスネだ。

「脚長いね」

言いながら、一番問題がなさそうな膝小僧に手を置いてみる。

(CMのあと後半に続く)

たが、マリは何も言わない。

ソファに体を預け、ダルそうにしている。

飲んでいるのは、ロシア原産のウオッカを果物ジュースで割ったやつだ。甘くて口当たりはいいが、あとで効いてくる。

こんなに強い酒だとは知らないで、何本も飲んだらしい。もしかして初めて飲んだのか。

それはともかく、これは天が味方をして、若鮎をまな板に乗せてくれたに違いない。

さあピチピチ跳ねる若鮎をどうやって料理するか。

尻尾からさばくか、胸ビレからか。

硬度充分の鋼(ハガネ)の包丁はもうとっくに準備完了していて、切れ味を試したくてウズウズしている。

はやる包丁をなだめながら―よし、まずは尻尾からだ。


続く



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