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2016年01月27日

第3話の6:タニヤの若鮎を釣る

(長い話です。その1からお読みください)

そうやって迎えた翌日はリベンジの日だ。

タニヤの通りを脇目もふらず突き進み、マリの店を目指す。

ビルの前で今日もたむろする客引きを無視して、一人でエレベーターに乗り込む。

店に入りマリを指名すると、奥からマリを連れてきて、

「この子ですか」

と聞く。

名前だけでは信用してもらえず、首実検をさせられるのは、女の子の名前を間違える客がいるからだろう。

同じビルの中は似たような店ばかりなので、店を間違えて来る客もいるに違いない。


今日の飲み放題は、当然ビールを注文する。

大きめのグラスでやって来たビールは、ごく普通の味のビールだ。水割りビールではない。

よーし、きのうの分も飲んでやるぞ!

ビールをグイグイ飲んで、グイグイお代わりする。

いい気分になったところで、今日の本題を切り出す。

「ここは連れ出しできるの」

「できます。でもどこ行きますか」

なんだ、できたのか。きのうはそんなことおくびにも出さなかったが。

それとも一見さんには冷たいが、裏を返せばまともな客扱いをしてくれるのか?

だが最後の一言が気になるな。まだ警戒してるな。

「ホテル」なんていったら、「ダメです」といわれそうだ。

まあ本職ではないのだから、当然といえば当然か。

「ごはん食べに行こう。終わったら、また店に戻ればいいし」

遠回しに、ヘンなことはしないと匂わせる。

「日本語も教えてあげるよ」

「日本語」のエサがきいたのか、マリはしばらく考えて、

「ごはんだけですね」

よーし、釣った。

飲み放題の制限時間はまだたっぷり残っていたが、善は急げだ。

マリを連れ出すことを告げて、勘定を頼む。

飲み代にマリの連れ出し料が追加された額を支払う。

一緒に外に出ると、客引き連中が一斉にこっちを見る。

(今日は二人連れだから、激しく冷やかされるか?)

うわーっと、思わず身構える。


続く


タグ:若鮎 タニヤ

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