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2015年11月20日

第2話の4:お触りしても噛まない黒豹

黒豹オンは、いつのまにかお触りOKになっていた。

引き締まった体のどこを触っても、怒って噛んだりはせず、なすがままになっていた。

胸はタイの黒豹にありがちな小ぶりの突起だったが、自分では、

「小さいでしょ。前はもっと大きかったけど、子供に飲ませたから小さくなったの」

と言い張っていた。

「じゃあ、マッサージして元の大きさに戻してやろう」

とからかいながら揉んでやったものだった。

だがいくら小さくても、天然物はいいものだ。

人工で大きくしたものは見ばえはいいが、揉みしだくと、中でシリコンがコリコリと感じられ、マッサージしていて寒々しくなってくるものだ。

天然物を左右両方ともたっぷり堪能して、そういうときはチップを多めに置いて帰った。


電話番号を聞き出したのもその頃だった。

バーで働く子に電話番号を聞くと、軽い子は初対面でも簡単に教えるが、身持ちの固い子は簡単には教えない。

必ず理由を聞いてくる。

ここでちゃんとした答をしないと、教えてくれないのた。

オンもそうだった。

私の答は

「日本から一人で来ていて、暇な時しゃべる相手がいないから」

これでOKだった。

多分、理由は何でもいいのだと思う。とにかく、

「私はそんなに軽い女ではない」

ということを言いたいのだ。

そうやって番号を教えてもらい、暇な時に電話で話をするようになった。

話といっても、「今なにしてる」とか、「今日出勤するのか」という、他愛無い話だが。

その中で、安いアパートに一人で住んでいることも聞き出した。これはいい情報だ。


続く


タグ:電話 女心

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